カナダツアー
去年はツアー記を途中で挫折しましたが、今回は最後まで完結しようと思います。
1日目
昨年もカナダキャンプへ行ったが、果たして効果は有っただろうかと自問自答しながら11月26日(土)岡山空港を12:50に出発した。
前回西日本からは私一人だったが、今回は福山の友人も参加で少し心強い。羽田から成田まではバスで移動。
荷物はあまりにも重いので先に空港へ宅急便で送っている。
成田に着くと既に同行の皆が集まっている。
今回の参加メンバーは小・中・高・大学生と私たちシニアで総勢10名。
彼らは殆ど14日間のメンバーだが私は7日間の予定。
特に遅れも無くエアカナダに登場し、約9時間弱。
最近の飛行機は個別に映画などを観られる。
去年は貸して貰ったイヤホンの性能が悪くノイズが多かったので、今回は持参。
行きに観た映画は「ターザン」、「BFG ビッグフレンドリージャイアント」英語はあまり理解出来ないが実写とCGの融合にびっくり!
うとうとしたり、食事を2回取ったりしてバンクバーに着いた。
ボードチームの他にスキー客が約20名いてフェロートラベル専用のバスでウィスラーへ向かう。
ウィスラーまでは約2時間。
途中カナダ版道の駅の様な場所でトイレ休憩。
男性用の便器の高さがとても高い。ぎりぎりセーフだったが・・・・。
行程にはまだ積雪も無くスムーズにウィスラーに着いた。
今回のホテルも前回と同じで、多少勝手が分かるので安心。
海外のホテルで何時も思うのは部屋が暗い。
これで見えるのと思うくらい暗い。過去にスイスへ行って感じたが、高級ホテルほどより暗い。
日本の安くて明るいホテルが懐かしい。次回は荷物に余裕があれば照明を持って行きたいと思う。
今回私の部屋はツインのシングル使用だが他にキッチン付きの4人部屋があり、今回の食事は自炊が中心とのこと。
ウィスラーはリゾートで町自体が小さく何処へでも歩いて行ける。町には大きいスーパーと小さいスーパーやお酒屋さんがあり、今日は少し遠い大きなスーパーへ買い出しに行く。
初日なのでカナダらしい料理と思い今夜のメニューはサラダ、ステーキ、鮭のムニエルに決定。
約10分くらい歩いて到着。先ずは肉!リブステーキが約300円/g、他のステーキ肉は1.4kgで約2100円!
安い!
続いて魚コーナー。
鮭の片身が0.67kgで約2100円、凄いボリューム!
後は野菜や果物コーナーへ。
正直な話、個々の品質はあまり良くない。果物の殆どはアメリからの輸入らしい。
イチゴも皮が固く、日本の物とは違うが日持ちはする。
ただ凄いボリューム!
これらの鮮度管理はどうするのだろうと心配になる。
本日の購入は
リブステーキ 2.1kg 6200円
鮭の片身 3500円
キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、リンゴ、玉ネギ、水、にんじん、イチゴ、小麦粉、バター等々。
色々観ると結構日本食も売っている。
カナダではキッコーマンが営業活動を頑張ったらしく、キッコーマンが醤油の代名詞。
何と減塩醤油やみりん、ポン酢まである。
去年行った牛丼屋さんにはもっと多くの日本食が売られていた。
帰って料理をするが、キッチン&調理器具付きとは言え包丁が全く切れない。
幸い美容師のKさんが即席の刃物研ぎで研磨してくれて幾らかましになった。
皆さんに協力を頂き何とか完成。
リブステーキ、脂肪分が少ないが柔らかくジューシーで臭みも全くない。
肉の旨みがある。普通に焼いたのにとても美味しい。
鮭のムニエル、皆の塩こしょうと小麦粉の付け方が旨く絶品!
去年、レストランで高額の鮭を食べたがこっちの方が旨い。
素材が良いのだろう。
本当は画像に残すつもりが空腹と美味しさのあまり、あっという間に完食!
大量に作って残ったサラダだけの画像です。
同行のシニア達が行き慣れた酒屋さんへ行ってワインやビールを買い込んでいる。
冷蔵庫は有るが、あまりにも大量なので外で冷やしながら宴会が続き夜はふけた。
勿論未成年者はアルコール厳禁。
2日目
今日は初滑りの日。
ロビーで皆を待っていると、フェロートラベルの黄色いウェアーを着た外人の人が入ってきた。
スノーボードチームのガイドのマックスさんだった。
所々おかしいがほぼ普通に日本語をしゃべる。
彼は30年くらい前に日本に3ヶ月位言ったことがあるとの事。
そして10年前に日本人女性と結婚したとのこと。上手いはずだ。
昨夜の深酒もあって9時前にホテルをスタート。
ゴンドラ乗り場までは薬徒歩3分。
ウィスラー行きは込んでいるためにブラッコム行きのゴンドラを選択。
それでも結構混んでいる。アメリカが感謝祭のために沢山の人が来ているとの事。
今日は何処のリフトも激混みだった。
ゴンドラで上がりリフト何本か滑るがここ数日で降雪が多く柔らかくこぶだらけになっている。
朝一は綺麗に圧雪されていると思われるコースも荒れて滑りにくい。
特に今私が乗っている板はレース用なので荒れたバーンは滑りにくいが、足慣らしと板の操作の練習にもなる。
その後ブラッコムとウィスラーを結ぶPEAK 2(TO) PEAK と言う名のゴンドラでウィスラーへ移動。
ロープの距離は約4.4km、支柱のない区間は約3kmとても長いロープウェイ。
1つだけ床がアクリルで下が見える箱があるが、私たちが乗ったのは普通だった。
今日は込んでいるので昼前に早めの昼食。
比較的空いているハンバーガーを選ぶ。
ベジタブル ・・・・ハンバーガーが野菜たっぷりで美味しそうなのでそれを選ぶ。
スムージーと一緒でなんと20.8$、約1800円。高い!
(画像はベーコンバーガー)食べると肉があまり美味しくないし歯ごたえも悪い。
よく考えるとパテは野菜で作った肉のような物を使用という意味だったと思う。
同行の人が買ったベーコンチーズバーガーは美味しいとのことだった。
ウィスラーで長い距離を2本滑り初日なので午後2時頃に宿へ帰る。
若い子達はトレーニングのために3時からランニングとのこと。
オリンピックを目指す子達はモチベーションがとても高い。
私達はジャグジーでゆっくりリラックス。サウナもあるが電気式で熱くならない。
今夜も自炊、今夜のメニューは親子丼。
日本からも色々と食材を持ってきてくれていたので足らない分を買いに行く。
近くの小ぶりのスーパーへ。鶏の胸肉、みりんとマッシュルーム、玉ネギを購入。
帰って料理を始めるとなんと胸肉に骨が付いている。
なんて日本は良い国だろう!日本人のち密さを実感した。
みんなにも協力してもらいサラダ(昨日の)、味噌汁、親子丼ぶりが完成した。
コメはカルフォルニャ米だったが丼には十分おいしく完食。
その後ボード理論のレッスンがあり、自分の無知さが良く分かった。
分かった事を雪の上で表現するのは難しいが一つでも身に着けて帰りたいと思う。
3日目
今日は8時20分集合で出発。雪は少し柔らかいが圧雪もされて良い状態。
さらにカナダでは月曜日で人が少ない。
今日は最初からウィスラーのメインバーンの中で良さそうなところを使いレッスン。
最初の頃はデコボコもなく気持ちが良い。
ただカナダは日本と違い自然のままでコースを作るので雪が未だ少ないこのシーズンは微妙な斜度変化がある。
昨日と違い今日は本格的なレッスン。
今回のコーチの戸崎さんは引退するまでオリンピックを目指し海外遠征をずっと続けてきた人なので世界の滑りを知っている。
それを私にも理解出来るように説明をしてくれる。
今までの概念が180度変わる理論だ。
さらに戸崎さんはソチオリンピックで銀メダルを取った竹内さんのチームメイト。
そういう恵まれた環境だがなかなか身体は思うように動かない。
動かしていると思っても、身体は動いていない。
昼前に昼食。
今日はターキーサンドイッチとオレンジジュース 14ドル25セント。
昨日の人造肉パテバーガーに比べて美味しい!
午後から2本滑り、町に降りる。
今夜のメニューはご希望により唐揚げ。
買い出しにスーパーへ行く。
鶏の胸肉はあるが肝心の片栗粉が無い。
苦肉の策でコーンスターチと小麦粉を混ぜて、それらしき物を作る。
レンジが電熱器で火力は弱いが4口有る。
皆さんの御協力によりノーマルタイプとピリ辛タイプを作る。
今日一日も無事だったことを感謝しながら楽しく美味しく夕食。
カナダの鶏でも充分に美味しかった。
その後、撮ったビデオを見ながら個人レッスン。
今日も充実の一日だった!
4日目
今日も8:20分に集合し、出発。
朝の雪は程良く締まった良い雪。
いつものコースでトレーニング。
コンディションは良いが、なかなか課題は完璧にはこなせない。
ただ昨夜ブーツとビンディングのセッティングを変更した違和感は無い。
12時頃に中断して昼食へ。
今日はサラダとカレー。
サラダは美味しい。
カレーはナンと米の様な物が入っているがどうも麵らしい。
味はインド人が経営するカレー屋さんのカレーに少し似た味。
日本のカレーとは別物であまり辛くない。
午後2本違うコースでトレーニングして本日終了。
もう足はぱんぱんで限界だったのでホッとした。
トレーニング中、リフトでコーチがオリンピックを目指す選手達に色々と話をしていた。
今回のキャンプ(カナダツアー)にはオリンピックを目指す小学生、中学生、高校生、大学生が参加している。
彼らはボードから2時過ぎに帰ってランニングなどのトレーニングをしている。
私たちアダルトはジャグジーでリラックスしているが、彼らはとてもモチベーションが高い。
戸崎コーチ曰わく
「オリンピックを目指すには20年以上の年月、それを目指して打ち込まなければいけない。
もしもだめだろうけどやってみると言うのは一番もったいない。
オリンピックを目指すには海外のワールドカップに出て良い成績を収める必要が有る。
それにはお金がかかる。であればスポンサーを探す努力をしなければいけない。
数年間同じコーチについて結果が出なければ早くコーチを変えるべき。
滑りに欠点があったとしてもそれを直すのに年数がかかるので有れば、その滑りのままで良いところを伸ばす方が結果を出しやすい」
ワールドカップを転戦してオリンピックを目指してきた戸崎コーチならではの言葉だが、世界を目指すのは相当大変なことと実感した。
ジュニア達のひたむきな姿勢を見ると彼らの中からオリンピック選手が出ることを心から祈りたい!
帰ってジャグジーの後は夕食の買い出し。
今夜のメニューはサラダ、豚汁、ポークソテー。
皆筋肉疲労がたまっているので、ビタミンB1を多く含む豚肉で疲労回復を目指す。
スーパーに行くスライスの豚肉が無い。
塊かステーキ用の厚さ。しかも安い。ソテー用にあばらの骨付きを選ぶ。
6人が充分食べられる量で約17ドル、105円/g 骨なしのステーキ用は70円/g 安い(画像は別の物)。
色々と食材を買って将来のオリンピアンと調理。
その一人ソータ君は中学3年生。
彼が切れない包丁でステーキ用の豚肉を豚汁用に薄くスライスしてくれた。
ソータ君担当の塩こしょうが絶妙で豚肉は思いのほか旨く、ワイワイと完食した。
デザートは羊羹とワイン!この羊羹が別のKさん持参の物で上品な甘さでワインにぴったり!
ボード談議とワインと羊羹で夜はふけていった。
今日も充実の一日だった。
5日目
今日は最後の滑走日で今までのレッスンの復習。
少しずつ新しい滑りに慣れてきたが、斜度がきつかったり雪面が荒れてくると直ぐにボロが出る。
今後の課題は大きい。
ここで私のしているスノーボードについて少し案内。
私がやっているスノーボードはアルペンというもので、スキーブーツの様な硬いブーツをはき、板も高速を出せるような形状で強度がある。
日本では単に滑りを楽しむ事が多いが、
競技としては次の二つ。
テクニカル系 いかにきれいに滑るかを競う競技で人間が採点
レース系 見かけはともかく早い人が勝ち。
前回の冬季ソチオリンピックの大回転競技で
竹内智香さんが銀メダルを取った。
http://www.blackpearljp.com/rider/takeuchi.html
私は最初テクニカル系をやっていたが挫折し、今はレース系を練習中。
中々上手くはならないが。
今回の同行のコーチが戸崎プロ。
戸崎さんは最近まで海外のワールドカップを転戦していたが、今は日本に帰りレッスンと美味しいコーヒーつくりに情熱を燃やしている。
特にジュニア達に世界へ挑戦する機会を与えてあげようと頑張っている。
それで今回も多くのジュニアが参加。
戸崎さんの実績と滑りの理論は日本でもトップクラスだが、彼が焙煎するコーヒーもとっても美味!
是非一度お試しください。
http://www.tocchan.com/
カナダのウィスラーは前々回の冬季オリンピック会場。
今日のランチはスープとサラダ。夜に備え軽めに。
さて今夜は最初で最後の外での夕食。
お店はホテルから徒歩1分くらいのステーキハウスKEG。
カナダ全土展開している少し高級感のあるステーキハウス。
前回肉とロブスターを食べたので今回はガッツリ肉と思いプライムリブの14オンスとグリーンサラダを選んだ。1オンス=28.349gなので14オンスは約400g。
価格は、
サラダ 11ドル
ステーキ 40ドル
アイスクリーム 6ドル
ワイン 48ドル
結果税込みトータルで127.97ドル、ホテルの割引があったにもかかわらず・・。
ウィスラーはリゾート地なので物価は確かに高い。特に飲食代は。
ここでカナダの生活について少し案内。
カナダドル 1ドル 約90円チップ
お昼でサービスを受ける場合 10%
夕食で〃 15%
ホテルの部屋清掃 1ドル
消費税 国税 5% 州税 7% 商品や州によっても異なる。
等々チップの習慣の無い日本人にとっては少し難解だが、今回のステーキハウスKEGの場合は勘定をお願いしたら最初から算定されていた。しかし18.9%と高め・・・。
日本での食事の場合個々で清算をとお願いすると嫌がられるが、カナダでは普通らしく簡単に応じてくれた。
たっぷりのサラダミ
ディアムレアの赤身肉はジューシーで柔らかく400gでも軽く完食。ただこれは前もって大きい塊を焼いてカットした物。
アイスクリーム、さすがカナダのボリューム!
戸崎プロと同行の福山の友人と!
楽しんだ後は荷物のパッキング。
スノーボードを携帯する場合は23kg×2個までOK。
部屋中に散らばっている荷物をボード用ケースとスーツケースに23kg以内になんとか収めて就寝。
出発日
ゲレンデに行く皆を見送って私たち3人は車に荷物を積み込み出発。
車はトヨタ。ドライバーは日本人だが20年以上カナダ在住の方。
最初はカナディアンロッキーで山岳ガイドをされていたとのこと。
冬は−40度以下も経験されたとのこと。
カナダは自然が豊富で様々な動物に出会えるとの事。
でかいグリズリーや他の熊、何種類もの鹿、山羊の仲間等々。冬季高速道路の雪を溶かすために塩がまかれ、その塩をなめに鹿などが高速道路に来るらしい。特に大型のヘラジカは危険でぶつかると大事故になるとの事。
長年カナダに住んでいる方の話を聞きながら2時間のドライブでバンクーバー空港へ到着。空港内には色んなお店があるが水槽に惹かれた。
色は様々だが体型から観るとハタ系の魚らしく、とても旨そう。
いつの日かカナダの海で潜ってみたいと思った。
その後大きなトラブルも無く、成田空港へ到着。
羽田→岡山便の出発まであまり時間が無かったが無事に間に合い、金曜日の夜には岡山県人に戻った。
最後までお付合い有り難うございました。
石川 道佳
去年はツアー記を途中で挫折しましたが、今回は最後まで完結しようと思います。
1日目
昨年もカナダキャンプへ行ったが、果たして効果は有っただろうかと自問自答しながら11月26日(土)岡山空港を12:50に出発した。
前回西日本からは私一人だったが、今回は福山の友人も参加で少し心強い。羽田から成田まではバスで移動。
荷物はあまりにも重いので先に空港へ宅急便で送っている。
成田に着くと既に同行の皆が集まっている。
今回の参加メンバーは小・中・高・大学生と私たちシニアで総勢10名。
彼らは殆ど14日間のメンバーだが私は7日間の予定。
特に遅れも無くエアカナダに登場し、約9時間弱。
最近の飛行機は個別に映画などを観られる。
去年は貸して貰ったイヤホンの性能が悪くノイズが多かったので、今回は持参。
行きに観た映画は「ターザン」、「BFG ビッグフレンドリージャイアント」英語はあまり理解出来ないが実写とCGの融合にびっくり!
うとうとしたり、食事を2回取ったりしてバンクバーに着いた。
ボードチームの他にスキー客が約20名いてフェロートラベル専用のバスでウィスラーへ向かう。
ウィスラーまでは約2時間。
途中カナダ版道の駅の様な場所でトイレ休憩。
男性用の便器の高さがとても高い。ぎりぎりセーフだったが・・・・。
行程にはまだ積雪も無くスムーズにウィスラーに着いた。
今回のホテルも前回と同じで、多少勝手が分かるので安心。
海外のホテルで何時も思うのは部屋が暗い。
これで見えるのと思うくらい暗い。過去にスイスへ行って感じたが、高級ホテルほどより暗い。
日本の安くて明るいホテルが懐かしい。次回は荷物に余裕があれば照明を持って行きたいと思う。
今回私の部屋はツインのシングル使用だが他にキッチン付きの4人部屋があり、今回の食事は自炊が中心とのこと。
ウィスラーはリゾートで町自体が小さく何処へでも歩いて行ける。町には大きいスーパーと小さいスーパーやお酒屋さんがあり、今日は少し遠い大きなスーパーへ買い出しに行く。
初日なのでカナダらしい料理と思い今夜のメニューはサラダ、ステーキ、鮭のムニエルに決定。
約10分くらい歩いて到着。先ずは肉!リブステーキが約300円/g、他のステーキ肉は1.4kgで約2100円!
安い!
続いて魚コーナー。
鮭の片身が0.67kgで約2100円、凄いボリューム!
後は野菜や果物コーナーへ。
正直な話、個々の品質はあまり良くない。果物の殆どはアメリからの輸入らしい。
イチゴも皮が固く、日本の物とは違うが日持ちはする。
ただ凄いボリューム!
これらの鮮度管理はどうするのだろうと心配になる。
本日の購入は
リブステーキ 2.1kg 6200円
鮭の片身 3500円
キャベツ、赤キャベツ、ブロッコリー、リンゴ、玉ネギ、水、にんじん、イチゴ、小麦粉、バター等々。
色々観ると結構日本食も売っている。
カナダではキッコーマンが営業活動を頑張ったらしく、キッコーマンが醤油の代名詞。
何と減塩醤油やみりん、ポン酢まである。
去年行った牛丼屋さんにはもっと多くの日本食が売られていた。
帰って料理をするが、キッチン&調理器具付きとは言え包丁が全く切れない。
幸い美容師のKさんが即席の刃物研ぎで研磨してくれて幾らかましになった。
皆さんに協力を頂き何とか完成。
リブステーキ、脂肪分が少ないが柔らかくジューシーで臭みも全くない。
肉の旨みがある。普通に焼いたのにとても美味しい。
鮭のムニエル、皆の塩こしょうと小麦粉の付け方が旨く絶品!
去年、レストランで高額の鮭を食べたがこっちの方が旨い。
素材が良いのだろう。
本当は画像に残すつもりが空腹と美味しさのあまり、あっという間に完食!
大量に作って残ったサラダだけの画像です。
同行のシニア達が行き慣れた酒屋さんへ行ってワインやビールを買い込んでいる。
冷蔵庫は有るが、あまりにも大量なので外で冷やしながら宴会が続き夜はふけた。
勿論未成年者はアルコール厳禁。
2日目
今日は初滑りの日。
ロビーで皆を待っていると、フェロートラベルの黄色いウェアーを着た外人の人が入ってきた。
スノーボードチームのガイドのマックスさんだった。
所々おかしいがほぼ普通に日本語をしゃべる。
彼は30年くらい前に日本に3ヶ月位言ったことがあるとの事。
そして10年前に日本人女性と結婚したとのこと。上手いはずだ。
昨夜の深酒もあって9時前にホテルをスタート。
ゴンドラ乗り場までは薬徒歩3分。
ウィスラー行きは込んでいるためにブラッコム行きのゴンドラを選択。
それでも結構混んでいる。アメリカが感謝祭のために沢山の人が来ているとの事。
今日は何処のリフトも激混みだった。
ゴンドラで上がりリフト何本か滑るがここ数日で降雪が多く柔らかくこぶだらけになっている。
朝一は綺麗に圧雪されていると思われるコースも荒れて滑りにくい。
特に今私が乗っている板はレース用なので荒れたバーンは滑りにくいが、足慣らしと板の操作の練習にもなる。
その後ブラッコムとウィスラーを結ぶPEAK 2(TO) PEAK と言う名のゴンドラでウィスラーへ移動。
ロープの距離は約4.4km、支柱のない区間は約3kmとても長いロープウェイ。
1つだけ床がアクリルで下が見える箱があるが、私たちが乗ったのは普通だった。
今日は込んでいるので昼前に早めの昼食。
比較的空いているハンバーガーを選ぶ。
ベジタブル ・・・・ハンバーガーが野菜たっぷりで美味しそうなのでそれを選ぶ。
スムージーと一緒でなんと20.8$、約1800円。高い!
(画像はベーコンバーガー)食べると肉があまり美味しくないし歯ごたえも悪い。
よく考えるとパテは野菜で作った肉のような物を使用という意味だったと思う。
同行の人が買ったベーコンチーズバーガーは美味しいとのことだった。
ウィスラーで長い距離を2本滑り初日なので午後2時頃に宿へ帰る。
若い子達はトレーニングのために3時からランニングとのこと。
オリンピックを目指す子達はモチベーションがとても高い。
私達はジャグジーでゆっくりリラックス。サウナもあるが電気式で熱くならない。
今夜も自炊、今夜のメニューは親子丼。
日本からも色々と食材を持ってきてくれていたので足らない分を買いに行く。
近くの小ぶりのスーパーへ。鶏の胸肉、みりんとマッシュルーム、玉ネギを購入。
帰って料理を始めるとなんと胸肉に骨が付いている。
なんて日本は良い国だろう!日本人のち密さを実感した。
みんなにも協力してもらいサラダ(昨日の)、味噌汁、親子丼ぶりが完成した。
コメはカルフォルニャ米だったが丼には十分おいしく完食。
その後ボード理論のレッスンがあり、自分の無知さが良く分かった。
分かった事を雪の上で表現するのは難しいが一つでも身に着けて帰りたいと思う。
3日目
今日は8時20分集合で出発。雪は少し柔らかいが圧雪もされて良い状態。
さらにカナダでは月曜日で人が少ない。
今日は最初からウィスラーのメインバーンの中で良さそうなところを使いレッスン。
最初の頃はデコボコもなく気持ちが良い。
ただカナダは日本と違い自然のままでコースを作るので雪が未だ少ないこのシーズンは微妙な斜度変化がある。
昨日と違い今日は本格的なレッスン。
今回のコーチの戸崎さんは引退するまでオリンピックを目指し海外遠征をずっと続けてきた人なので世界の滑りを知っている。
それを私にも理解出来るように説明をしてくれる。
今までの概念が180度変わる理論だ。
さらに戸崎さんはソチオリンピックで銀メダルを取った竹内さんのチームメイト。
そういう恵まれた環境だがなかなか身体は思うように動かない。
動かしていると思っても、身体は動いていない。
昼前に昼食。
今日はターキーサンドイッチとオレンジジュース 14ドル25セント。
昨日の人造肉パテバーガーに比べて美味しい!
午後から2本滑り、町に降りる。
今夜のメニューはご希望により唐揚げ。
買い出しにスーパーへ行く。
鶏の胸肉はあるが肝心の片栗粉が無い。
苦肉の策でコーンスターチと小麦粉を混ぜて、それらしき物を作る。
レンジが電熱器で火力は弱いが4口有る。
皆さんの御協力によりノーマルタイプとピリ辛タイプを作る。
今日一日も無事だったことを感謝しながら楽しく美味しく夕食。
カナダの鶏でも充分に美味しかった。
その後、撮ったビデオを見ながら個人レッスン。
今日も充実の一日だった!
4日目
今日も8:20分に集合し、出発。
朝の雪は程良く締まった良い雪。
いつものコースでトレーニング。
コンディションは良いが、なかなか課題は完璧にはこなせない。
ただ昨夜ブーツとビンディングのセッティングを変更した違和感は無い。
12時頃に中断して昼食へ。
今日はサラダとカレー。
サラダは美味しい。
カレーはナンと米の様な物が入っているがどうも麵らしい。
味はインド人が経営するカレー屋さんのカレーに少し似た味。
日本のカレーとは別物であまり辛くない。
午後2本違うコースでトレーニングして本日終了。
もう足はぱんぱんで限界だったのでホッとした。
トレーニング中、リフトでコーチがオリンピックを目指す選手達に色々と話をしていた。
今回のキャンプ(カナダツアー)にはオリンピックを目指す小学生、中学生、高校生、大学生が参加している。
彼らはボードから2時過ぎに帰ってランニングなどのトレーニングをしている。
私たちアダルトはジャグジーでリラックスしているが、彼らはとてもモチベーションが高い。
戸崎コーチ曰わく
「オリンピックを目指すには20年以上の年月、それを目指して打ち込まなければいけない。
もしもだめだろうけどやってみると言うのは一番もったいない。
オリンピックを目指すには海外のワールドカップに出て良い成績を収める必要が有る。
それにはお金がかかる。であればスポンサーを探す努力をしなければいけない。
数年間同じコーチについて結果が出なければ早くコーチを変えるべき。
滑りに欠点があったとしてもそれを直すのに年数がかかるので有れば、その滑りのままで良いところを伸ばす方が結果を出しやすい」
ワールドカップを転戦してオリンピックを目指してきた戸崎コーチならではの言葉だが、世界を目指すのは相当大変なことと実感した。
ジュニア達のひたむきな姿勢を見ると彼らの中からオリンピック選手が出ることを心から祈りたい!
帰ってジャグジーの後は夕食の買い出し。
今夜のメニューはサラダ、豚汁、ポークソテー。
皆筋肉疲労がたまっているので、ビタミンB1を多く含む豚肉で疲労回復を目指す。
スーパーに行くスライスの豚肉が無い。
塊かステーキ用の厚さ。しかも安い。ソテー用にあばらの骨付きを選ぶ。
6人が充分食べられる量で約17ドル、105円/g 骨なしのステーキ用は70円/g 安い(画像は別の物)。
色々と食材を買って将来のオリンピアンと調理。
その一人ソータ君は中学3年生。
彼が切れない包丁でステーキ用の豚肉を豚汁用に薄くスライスしてくれた。
ソータ君担当の塩こしょうが絶妙で豚肉は思いのほか旨く、ワイワイと完食した。
デザートは羊羹とワイン!この羊羹が別のKさん持参の物で上品な甘さでワインにぴったり!
ボード談議とワインと羊羹で夜はふけていった。
今日も充実の一日だった。
5日目
今日は最後の滑走日で今までのレッスンの復習。
少しずつ新しい滑りに慣れてきたが、斜度がきつかったり雪面が荒れてくると直ぐにボロが出る。
今後の課題は大きい。
ここで私のしているスノーボードについて少し案内。
私がやっているスノーボードはアルペンというもので、スキーブーツの様な硬いブーツをはき、板も高速を出せるような形状で強度がある。
日本では単に滑りを楽しむ事が多いが、
競技としては次の二つ。
テクニカル系 いかにきれいに滑るかを競う競技で人間が採点
レース系 見かけはともかく早い人が勝ち。
前回の冬季ソチオリンピックの大回転競技で
竹内智香さんが銀メダルを取った。
http://www.blackpearljp.com/rider/takeuchi.html
私は最初テクニカル系をやっていたが挫折し、今はレース系を練習中。
中々上手くはならないが。
今回の同行のコーチが戸崎プロ。
戸崎さんは最近まで海外のワールドカップを転戦していたが、今は日本に帰りレッスンと美味しいコーヒーつくりに情熱を燃やしている。
特にジュニア達に世界へ挑戦する機会を与えてあげようと頑張っている。
それで今回も多くのジュニアが参加。
戸崎さんの実績と滑りの理論は日本でもトップクラスだが、彼が焙煎するコーヒーもとっても美味!
是非一度お試しください。
http://www.tocchan.com/
カナダのウィスラーは前々回の冬季オリンピック会場。
今日のランチはスープとサラダ。夜に備え軽めに。
さて今夜は最初で最後の外での夕食。
お店はホテルから徒歩1分くらいのステーキハウスKEG。
カナダ全土展開している少し高級感のあるステーキハウス。
前回肉とロブスターを食べたので今回はガッツリ肉と思いプライムリブの14オンスとグリーンサラダを選んだ。1オンス=28.349gなので14オンスは約400g。
価格は、
サラダ 11ドル
ステーキ 40ドル
アイスクリーム 6ドル
ワイン 48ドル
結果税込みトータルで127.97ドル、ホテルの割引があったにもかかわらず・・。
ウィスラーはリゾート地なので物価は確かに高い。特に飲食代は。
ここでカナダの生活について少し案内。
カナダドル 1ドル 約90円チップ
お昼でサービスを受ける場合 10%
夕食で〃 15%
ホテルの部屋清掃 1ドル
消費税 国税 5% 州税 7% 商品や州によっても異なる。
等々チップの習慣の無い日本人にとっては少し難解だが、今回のステーキハウスKEGの場合は勘定をお願いしたら最初から算定されていた。しかし18.9%と高め・・・。
日本での食事の場合個々で清算をとお願いすると嫌がられるが、カナダでは普通らしく簡単に応じてくれた。
たっぷりのサラダミ
ディアムレアの赤身肉はジューシーで柔らかく400gでも軽く完食。ただこれは前もって大きい塊を焼いてカットした物。
アイスクリーム、さすがカナダのボリューム!
戸崎プロと同行の福山の友人と!
楽しんだ後は荷物のパッキング。
スノーボードを携帯する場合は23kg×2個までOK。
部屋中に散らばっている荷物をボード用ケースとスーツケースに23kg以内になんとか収めて就寝。
出発日
ゲレンデに行く皆を見送って私たち3人は車に荷物を積み込み出発。
車はトヨタ。ドライバーは日本人だが20年以上カナダ在住の方。
最初はカナディアンロッキーで山岳ガイドをされていたとのこと。
冬は−40度以下も経験されたとのこと。
カナダは自然が豊富で様々な動物に出会えるとの事。
でかいグリズリーや他の熊、何種類もの鹿、山羊の仲間等々。冬季高速道路の雪を溶かすために塩がまかれ、その塩をなめに鹿などが高速道路に来るらしい。特に大型のヘラジカは危険でぶつかると大事故になるとの事。
長年カナダに住んでいる方の話を聞きながら2時間のドライブでバンクーバー空港へ到着。空港内には色んなお店があるが水槽に惹かれた。
色は様々だが体型から観るとハタ系の魚らしく、とても旨そう。
いつの日かカナダの海で潜ってみたいと思った。
その後大きなトラブルも無く、成田空港へ到着。
羽田→岡山便の出発まであまり時間が無かったが無事に間に合い、金曜日の夜には岡山県人に戻った。
最後までお付合い有り難うございました。
石川 道佳
Hello!